2017年11月12日

第四窓 安達太良温泉

それは、オヤジどもが集う「焚火会」の翌日だった。
フォレストパークあだたらの向かいにあるかつての「県民の森キャンプ場」での一夜の集いが終わると、元気なオヤジらは走りに行ったり自宅に競り落としたバイクの組み立てに戻ったり、はたまた家でマッタリすべく散って行った。
まさにクモの子を散らす様に。

そんな中、一人MRはフォレストパークの北側の尾根裏にある安達太良山登山口に舞ちゃん(エヴリィ)を走らせた。
この界隈で唯一入浴してない温泉があったからだ。その名を「あだたら温泉」という。
客寄せにボーリング調査で深い井戸を掘って上げてるフォレストパークの併設温泉と違い、あだたら温泉はほぼ湧き水状態の近くに井戸を穿ち、源泉掛け流しを実現している。

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時期はハイキングに最適な秋晴れの日曜日、だがしかしお昼頃の来訪だ、まず誰も居ないだろうと言う目算通り、駐車場にはどう見ても従業員の軽ワゴンしか置いていない。
思わず”イタダキだぜぇ”と細く笑む。
「ごめんくださいぃ」


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posted by みちはてな at 21:26| 福島 ☀| Comment(0) | 東北湯ノ華情話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月08日

第三窓 「洲走の湯」(今頃日記的)

DTMの「東北露天情話」に漏れたもう一つの温泉情緒、内風呂。
それは温泉の窓から見える風景も、また心地良い。

第三窓>洲走の湯

某年1月、喜多方でメシを喰った一行は温泉も廻ろうという流れのまま、三蔵法師一行の様に西へと進路を向けていた。
何処か良いとこありますか?との質問に、良いかどうかは解らないが「滝の湯温泉の裏にもう一つ温泉マークがある」というMRの思い出と地図上のアイコンを羅列しただけの不確かな情報を「未知の温泉」と誤認した一行は、なんの保証もないその温泉にまるでDNAに焼き付けられた生殖行動の様に、つまりは後先考えずに向かっていた。
それにしても喜多方からだと、本当に天竺に向かっているのではないかと錯覚してしまいそうなだだっ広い会津平野の西端をぐるりと走り、だだっ広い川幅と中州を持つ只見川との間をウロウロと行き来する羽目に成る。マクロに地図を見てなかったせいで遠回りして、現場に到着。
「ホントにお風呂屋?」
ホンモノか看板かイマイチ不明なバス停の奥に、立派だけどどう見ても農家にしか見えない屋敷がある。百歩譲って明治の旅籠?そんな雰囲気。
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posted by みちはてな at 14:15| 福島 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 東北湯ノ華情話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年07月12日

第二窓 川上温泉「立湯・千人風呂」

DTMの「東北露天情話」に漏れたもう一つの温泉情緒、内風呂。
それは温泉の窓から見える風景も、また心地良い。

川上温泉「立湯・千人風呂」
かつて「不動湯温泉」という名湯が土湯温泉には存在していた。
「本当の空が在る」の一節で有名な智恵子抄、高村光太郎と妻千恵子が湯治で浸かった名湯である。
このブログにも書いたが2013年に火災で消失。建物が国有林内に立地していた事もあり、老夫婦が永く守って来た宿は遂に消滅してしまった。

そんな訳で、土湯温泉にも行き付けの温泉が欲しいと思う今日この頃「千人風呂がある温泉」と言う事で先輩に釣られて行ってみる事とした。
千人風呂と言えば、昨年国際文化遺産に登録がされた富岡製紙工場近くの「千人風呂」が思い出される。
これは製紙工場で働く女工らが多く入れる様にと立って入る深さが在る大型浴槽がある。
立ち尽くしの女工らの為に、足のツボを刺激する様玉砂利が底に敷かれているのも魅力である。
そんな風情を思い浮かべながら、着いたのはあの奥土湯林道のたもと、入口際の最後の(一番奥の)温泉である。昼に夜にと足しげく通った奥土湯林道ではあるが、この「川上温泉」は初めて入るMRである。
「まさに灯台もっと暮らしいい、と言うか・・・?」
「昔は灯台守も大変だったんだぞ」
イヤイヤ、オヤジギャグにそんな突っ込まんでええから、先輩。
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posted by みちはてな at 23:36| 福島 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 東北湯ノ華情話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月18日

第一窓 津尻温泉滝の湯

東北湯ノ華情話

DTMの「東北露天情話」に漏れたもう一つの温泉情緒、内風呂。
それは温泉の窓から見える風景も、また心地良い。

河沼郡会津板下町と言えば、奥只見から新潟に抜ける六十里越えの峠が思い浮かばれる。
ほぼ7割のライダー(当社比)が磐越自動車道板下インター前の国道49号線十字路にあるセブンイレブン会津坂下インター前店で休んだ事が在るだろう?あの辺だ。地図を見るとインターを中心に南・西・東にゴロゴロと温泉が湧き出ている。

その中の一つ、津尻温泉滝の湯
鄙びた古い温泉宿で、ここ一軒しかない。山を背に南側には割烹旅館「松林閣」会津坂下町営「糸桜里(しおり)の湯ばんげ」があるが、それぞれ独立していて「温泉郷」というフンイキでもない。
どちらかといえば「部落の病院(保養所)」と言う感じだ。心と体を癒す場所、部落の温泉の姿と言えるか。

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posted by みちはてな at 21:37| 福島 | Comment(0) | TrackBack(0) | 東北湯ノ華情話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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