2019年05月09日

2019サクライダーがゆく、その2。

今年もサクライダーの季節がやって来ました。

平成最後の春は天候が実にふざけていて、朝夕の寒暖差が激しく中盤の寒い時期が比較的に長く、特に日中の気温が6月上旬かと思う20度越えが2〜3日続いたりして、早く咲いた(4月2日頃から)物は長く、後半に咲いた花はあっという間に満開散り始めという傾向が在りました。
有名な所では、早咲きの福島市内などは一週間以上咲き続けました。逆に東和針道の「中島の地蔵桜」などは開花から僅か3日で満開、その夜強風で花が散ってしまったりと、見る事が出来ませんでした。同じ東和の「合戦場のしだれ桜」や三春の「滝桜」も開花が遅いのに猛烈なスピードであっという間に満開となり、そして散って行きました。

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そんな中で取り合えず撮影が出来た物を上げていきます。
三春 デコ屋敷「天神夫婦桜」(撮影:4/13、午前12時頃)

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有名な三春駒の発祥地であるデコ屋敷、製造元の彦治民芸を筆頭に幾つかの飲食店や民芸店が軒を連ね、一つの部落を形成しています。そんな部落の外れの高台にそそり立つのが天神夫婦桜。
学問の神様、菅原道真を祀った祠を創建した際に植えられたと言われる樹齢500年のヤマザクラとシダレザクラが並んで咲いています。三春駒が民芸品であると同時にかつては子供の玩具だった事を考えれば必然なのかもです。

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快晴のこの日、先ほど見た雪村桜と同じ南向きながら、こっちは満開だなぁと思いつつモニターを覗いていると、
「ん?奥のシダレは7分咲き?」とやはりシダレは開花が遅い様でした。
「これはまさに”ダンナに花をもたせて”」という気配りに見える気がしないでもありません。
山桜と聞いていたものの花びらの色は思ったより薄く感じて、撮影中はまるでソメイヨシノを撮ってる気分。
そう言えば雪村桜もシダレで7分咲き、背後の竹林のせいで開花が遅いのではなく実は順当だった様です。

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この陽気ですから1〜2日差で夫婦満開になるんだろうな?とか思いながら撮影。
「そしてダンナが先に散るんですね」

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ウチの神様がニヤニヤしながらトドメを刺す日曜の昼下がりでした。
三春はそこかしこに桜が咲き競い、道を走る我々を楽しませてくれますね。

三春「七草木桜天神桜」(撮影:4/21、午前11時頃)

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同じ三春と白沢の間にある桜の巨木でも、こちらは無名の桜です。
予想するに町内会というか、そんな方々の有志が手造りした様な立て札がポツリと建っているのを帰り際に発見。
さっき見て来たばかりの同じ天神桜の名前が書かれていますが、このときはまだ咲き始め。

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デコ屋敷から北東に5Kmと離れていない同じ高台で今年はこんなに開花が違う?その原因は予想だに出来ません。
ヤマザクラとエドヒガンサクラの違いなのかな?
違いは寄り添う様にシダレザクラが無いだけで、恐らく由来は同じく菅原道真を祀っているのでしょうが。

19Tenjin-S 1796t.jpg一週間後に再訪してみると見事満開。本当に曇り空が恨めしい程に満開です。
隣りで地主さんらしい肩が小さな、でも凄く見晴らしの良い畑で農作業をなさっていたので一声掛けておきます。
無言ながら頷いて頂けたので、撮影。

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お仕事のジャマになってもいけないかと思い、数枚写真撮影して下りて来ました。
あとは下から撮って、直ぐ隣りの丘に別な桜の巨木を確認します。
木の大きさもデコ屋敷と変わらないかちょっとだけ小さいくらい。多分同年代ぐらいなんだろうなぁ。

三春 「七草木桜」(撮影:4/21、午前12時頃)

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「櫻の樹の下には屍体が埋まつてゐる!」とは梶井基次郎の有名な小説の始まりであるが、まさにこの通りの桜がこの七草木桜である。
ご覧の通り県道40号飯野三春石川線沿いの小高い岡丘の共同墓地に、墓地の規模とほぼほぼ同サイズに左右に枝を広げた桜の巨木がそそり立っているのである。

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「事実は小説よりも奇なり」と言うべきか?
いやいや、先ほどの菅原道真を祀る天神様と同様に小さな墓やお地蔵さんが祀られているのは、この界隈ではフツーの事と言えるし、そもそも


「九段の櫻」じゃないけど日本人の精神性に程よくマッチした櫻のあり方と言っても反対票を上げる人は少ないと思いますがね。
こちらも特に参考資料が無いようで、有志の方が立てた立て札と名前だけが知れてるエドヒガンサクラで推定樹齢250年というのが解る程度でやはり供養の為に植えられて様です。

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「まるでラピュタの世界樹の様な感じだね」
根っこに抱えてる都市の様な人工物が壮大な廃墟というか種族の墓というのも意味有りげに見えてしまう。
来年の撮影時には青空で撮影したいと願う2本のサクラであった。

他にも幾つか廻ったが、それはまた来年青空の下で写真を撮り直し、改めてご紹介しよう。
posted by みちはてな at 23:59| 福島 | Comment(0) | フォトライフ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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