2019年04月06日

東北湯ノ華情話 第五窓 飯豊温泉


飯豊温泉 国民宿舎 梅花皮荘 展望大浴場

話は実に2008年まで遡る。(わぁ、もう11年も前?!)
この日リンク先となる「WINDY EXCURSION」管理人の燦氏のお誘いで国民宿舎梅花皮(かいらぎ)OFF会で宿泊した折の事である。
何故か東北人より東北を知ってる長距離屋、空いた口が塞がらない。
梅花皮荘の総ガラス張り展望大浴場は文句無く、輝くばかりの飯豊連峰を眺めて佇む朝風呂は特に最高であった。

だが、帰って来てパンフを見て愕然とするMR。
「なんじゃこりゃー!隣りは露天風呂しかないんじゃん!」(注:ちゃんと内風呂もあります)
なぜこんな根本的な所が抜け落ちているんだ>俺。

この後の顛末はホームページの「東北露天情話」をご参照と言う事だが、こちらでは本館である梅花皮荘の展望大浴場を紹介しよう。P6080301.JPG


 小国町営である国民宿舎梅花皮荘は、国民の健全なレクリエーションと健康の増進を計る目的で昭和31年に制度化された財政投融資計画の年金積立還元融資によって建設された施設と思われる。
 広く国民に使われ易い低料金の宿泊施設として企画された、いわば町営の旅館と思っていいと思う。
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高度成長期の入口であった昭和30〜40年代に全国で数多くの国民宿舎が建設された。丁度登山ブームやその後のスキーブームの先魁となったが、現在は国内旅行の縮小や形態の変化、さらに施設の老朽化なども伴って全国では減少傾向に在る様だ。

 梅花皮荘のオープン時期は不明ながら鉄筋コンクリート造3階建てと言う規模から昭和50年代の開設と思われ、現在は小国町の外郭団体と言える[株式会社おぐにの白い森]が経営を引き継いでいる。
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 そんな訳で玉川の岸辺に建つ別棟に誂えた大浴場はなんと2階にあり、それだけでも眺めのいいお風呂なのは想像に難く無いし、国民宿舎の中では比較的若い施設であると思われる。
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 最近の他の方々のブログなどを見る限り、初めて宿泊した2008年とほぼ変わらない様なのでそのまま写真を掲載しよう。
 飯豊連峰の登山基地を念頭に入れた頑強な建物に冬登山も考慮された入浴施設はまるでバブル期に立てられた温泉旅館のそれである。
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 とにかくデカく荘厳に広々と作られており、減少した宿泊客で賄って行けるのか?と他人事ながら心配してしまう。
 同じ様な施設で地元にあるかんぽの宿は破産ののち二本松市に格安で譲渡された事を思い出す。
 宿泊した時も春山シーズンなのに宿泊部屋は三分の一程度しか埋まっていなかった気がする。というか朝夕の食事をした食堂は本来の広さの半分しか使ってなかった気がするぞ。
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脱線した話を戻すが、そんな大浴場は本館2階から渡り廊下を介してゆく。「へら」と書かれた男性用浴室ののれんを潜ると、割と普通の広さの脱衣所がある。ボックスの数はともかく脱衣所は普通の旅館のサイズに見える。ざっくり見ても20人もいれば部屋は満杯だ。流石に基本旅館なので鍵の掛かるボックスは少なく、全体的に今時の日帰り温泉より狭い。
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それでも朝の6時に人影はなく、ほぼ貸し切り状態。ざっくり30人は同時に入れそうなデカい湯舟と広大な風呂場にぽつんと独り、子供用プールで泳ぐ気分である。洗い場は左右に10のカランがずらりと並ぶ。
「広い、広過ぎる。。。」
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天井に組み込まれた窓までおおよそ5m、落下して大理石の床に頭を打とう物なら頭蓋骨折は免れない高さだ。
誰が掃除するのか見てて気の毒なる程に高く広く、朝飯前の朝風呂という時間を考慮して尚に圧倒的に独りだ。
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「だが、悪くは無いな」
朝、窓越しながら川入荘より絶対的に見晴らしの良い飯豊山の景色はまさ絶景であった。
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posted by みちはてな at 07:08| 福島 | Comment(0) | 東北湯ノ華情話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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