2017年01月08日

第三窓 「洲走の湯」(今頃日記的)

DTMの「東北露天情話」に漏れたもう一つの温泉情緒、内風呂。
それは温泉の窓から見える風景も、また心地良い。

第三窓>洲走の湯

某年1月、喜多方でメシを喰った一行は温泉も廻ろうという流れのまま、三蔵法師一行の様に西へと進路を向けていた。
何処か良いとこありますか?との質問に、良いかどうかは解らないが「滝の湯温泉の裏にもう一つ温泉マークがある」というMRの思い出と地図上のアイコンを羅列しただけの不確かな情報を「未知の温泉」と誤認した一行は、なんの保証もないその温泉にまるでDNAに焼き付けられた生殖行動の様に、つまりは後先考えずに向かっていた。
それにしても喜多方からだと、本当に天竺に向かっているのではないかと錯覚してしまいそうなだだっ広い会津平野の西端をぐるりと走り、だだっ広い川幅と中州を持つ只見川との間をウロウロと行き来する羽目に成る。マクロに地図を見てなかったせいで遠回りして、現場に到着。
「ホントにお風呂屋?」
ホンモノか看板かイマイチ不明なバス停の奥に、立派だけどどう見ても農家にしか見えない屋敷がある。百歩譲って明治の旅籠?そんな雰囲気。
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ごめんください、と入口の引き戸を開けると、昔の婆ちゃん家のようなだだっ広い玄関と言うかフロアというか地続きの廊下というか・・・二階に上がる階段が玄関そばに在るのは古い旅籠や養蚕農家の構造だ。
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その小綺麗な玄関でオバさんが対応してくれ、会津弁が心地良い響きに聞こえる。
400円を払って奥の浴室に向かうと「創業150年」の提灯がぶら下がる入口がある。中は真新しい脱衣所で浴室の方も直したらしく、きれいだ。
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ただ・・・
「窓に貼ってある絵は、なんじゃろか?」
何と言うかステンドグラス風ブラインドフィルム(お絵描き風味)と言う感じの風景画?が貼ってある。
まあ更なるノスタルジックな演出にも見えるが、多分貼った人はただ目隠しフィルム貼るのが詰まらなかっただけだと思う。しかし、これが無ければ外の駐車場から自由に見学が可能と成るマストアイテムとも言える。
駐車場向きは男湯だけなので、一種の「仇討ちの湯」とも言えそうな(笑w
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さて、温泉。
洲走温泉は鉱泉、そのお湯はお肌スベスベになるという、いわゆる美人の湯である。
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湯舟に浸かれば至極の世界、肌荒れやアトピーの方に良いとされるアルカリ泉だそうですが、「温泉分先表が見当たらない」事態に遭遇。表示の義務があるはずなんだが、、ハテ?
壁の温度計は43℃を指していて少し熱い筈だが体が慣れてくる。
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加水はせずに、源泉を愉しむ。確かに肌荒れに良さそうだ。誰もいないのもいい。
湯舟に浸かってみる窓、熱いのでちょっとだけ窓を開けて空気の入れ替えをする。
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効く所に拠れば、アルカリ性冷鉱泉の源泉温度は13℃、ボイラーで加熱して供給してるんだそうです。ちょっと硫黄泉ぽい感じもしました。
冷泉でご飯を炊いたり自分ちで使う様に分けてもらって行くひともいるらしい。

後日改めて地図を見ると、裏山は某明治の素堀隧道の近く。
今年も来いと言う意味だろうか(笑w
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posted by みちはてな at 14:15| 福島 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 東北湯ノ華情話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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