2016年08月15日

土湯の秘湯「不動湯温泉」が「日帰り温泉」で復活!

2016 緊急告知!

2013年のレポに在る火災で焼失してしまった、あの「秘湯 不動湯温泉」が「日帰り温泉」で復活!という情報が、なんと宿の方から直接ご連絡頂きました!。
コレは凄い!スゴい事ですよ!復活なんて本当に驚いた。
そして、本当に良かった!あの名湯が生き残ったなんて。
涙が出るわホンマ。

奥土湯温泉「不動湯温泉」
http://www.naf.co.jp/fudouyu/

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で、「実際に行ってみた」
営業時間が土日祝日の10時から5時までというかなり変則的な営業時間だ。
山奥のあの場所は温泉の私有地なのかも知れないが、国有林や県指定国定公園に一部が入るであろうその立地条件では、温泉旅館の再建はかなりの困難が予想された。
「一体どうなっているのか?」もしくは
「一体どうしているのか?」

何故か3人が集合と成った当日。
女沼に向かう舗装林道に立つ看板は火災の後に被せられたブルーシートが外されていて、土湯温泉街から登って右折すると林道はダートとなる。
その先の十時路、現地集合という温泉に通じる一本道はお手製のゲートに閉ざされていた。
実は前回の来訪から3年間訪れた事も無くあれ以来の来訪だが、いつの間にゲートが出来たのだろう。
既に先客のアベックと二番手のおぉじぃ氏が談笑していた。
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10時を過ぎて温泉に電話すると、いまこちらに向かっているとの事。お客は林道の十字路で待たされる。
どうやらソフトならβ版と言うべきかな?成る程大々的に宣伝はしてない訳だ。
不動湯温泉は「試験的に」いや「暫定的に」営業を始めた様だ。

小型車で来た二人の女性と挨拶を交わすと、ゲートを開けて先頭に立ちバイク2台と車1台が後に続く。
林道は小型車にはキツい荒れ方をしている。
植林の開ける展望台の様な土場に出る手前の沢は、消防隊が放水の為に土嚢で沢を塞いで水を溜めたと新聞にあった沢だ。夏のこの時期、昨日に雨が振ったにも拘らず水量が余り無い。旅館まではざっと500mも在る道のり、当日の消防隊の苦労が忍ばれる。
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展望台は最後の峠で、降り立った不動湯温泉の駐車場から見る温泉があったであろうその場所には、夏草と石垣が残るのみであった。我々二人だけが合流する一人を待つが、現れる気配がないので温泉に降りて行く。
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階段を降りると温泉の由来と成る不動様の祠があり、声を掛けられ振り向くとかつての倉庫が改装されて休憩所に成っていた。
先にアベックが二人入っているので休んで、と言っている。
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「え、どういうこと?」
休憩所といっても、まるで登山道にある避難小屋みたいな昭和レトロの平屋で、驚いた事にあの小さな車に大人5人が乗っていたのだ。先に挨拶した娘さんとおかみさんは元気でいるだけでも胸を撫で下ろした気分である。
出された麦茶を頂きながらお話を聞くと、露天風呂と元の婦人風呂の二つの温泉を使って再開にこぎ着けたと言う。
火災の事を知った常連客らから燃え残った温泉だけでも入れないか?というお話を多く頂き、取り敢えずこのような形で再開したのだという。何しろ山奥なので火災現場を片付けて残った温泉を使える様に直すだけでも、ざっくり家一軒分のお金が掛かったみたいだ。
元気とは言え老夫婦においそれと回せる金額ではないだろうが、娘さんが後を引き継いでくれそうなのは安心である。
だが、旅館再建までの道のりは並大抵では無い様だ。
無傷で延焼を免れた湯舟は3つ。
当初、最下層にある沢縁露天風呂だけでも再開と思ったが、保健所から洗い場の無い温泉は公衆浴場と認可しないという事で、洗い場のある婦人風呂も同時に再建する事と成った。高湯の「あったか湯」と同じである。
しかし1〜2年使わないだけでももはや水回りは致命的だった。温泉の床下を川縁露天風呂のある外階段から覗くと、配管と床下補強をやり直して新品に変わっている。ただ、婦人風呂は絶対的に湯舟が小さく大人二人で満杯というものだ。それ故、補修金額も小さく負担も少ないのだろう。
アベックが入っているので休んで、という言葉には絶対的なキャパ不足という難題があったのだ。

同じく無傷で燃え残った男風呂「羽衣の湯」は修理費用が嵩む為現在でも再開を頓挫している。何よりここも洗い場が無い。
下にある温泉3つはいずれも旅館の内風呂が完備されて初めて美味しい温泉だったのである。
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アベックと入れ替わりで入浴する。相変わらずの急な階段、ウッドデッキの様な踊り場の先は燃え残ったかつての通路部分である。
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途中の婦人風呂はスルーして川縁露天風呂に直行、ゆったりと浸かっているとやっと3人目のコーハク氏が登場、露天を堪能する。勿論、露天風呂は以前のままで、優しい緑に包まれた自然の天蓋とぬるめの柔らかなお湯が魅力で、それは少しも失われてはいない。
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ひとまずコーハク氏を置いて婦人風呂へ。
制限管理してるとは言え男のMRが婦人風呂に入るのは抵抗があるが、中にはそれが良いと言うお客さんも居ると言う。
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思い切ってそのまま表示を直さないのも艶っぽくていいが、問題ある第3種接近遭遇が在ると品位が問われるので、やはり早急に変更すべきだろう。
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入浴後、先に上がったおぉじい氏と休憩所で再びこれまでの、そして今後の話などをお聞きする。あとからコーハク氏も上がって来て合流する。するとちょうど次のお客さんが来た所で帰る事にする。
こうして「復活の不動湯温泉」β版体験入浴は終了した。
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お話を聞いて実際に「日帰り温泉」として入浴した感想を改めて書き出そう。この中には当日宿の方から問われた事も内包している。
まず、今回のβ版は圧倒的に使いづらいというのが偽らざる心境である。
それはやはり「自由に入浴して寛いで頂く」という部分である。問題点はざっと3つ在ると思うが、素人ながら客として偽らざる気持ちである。

1)狭い温泉。
婦人風呂は内湯として小さすぎる。本当に日帰り温泉でやるなら最低でも元の「羽衣の湯」に洗い場、脱衣所を完備して男湯と女湯を分けて、ともに自由に入浴出来る事(つまり川縁露天に入れなくても、最低限入浴出来る)が重要であると考える。
現にMRの元同僚は混んでいて入る事を諦め帰ったという話を聞いた。内湯としての男女があれば露天はまた今度という気にもなるが、現状では「来ても入れない」だから「行かない、または別の所に行く」となってしまう。
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2)休憩施設の不備。
娘さん達の接客の問題ではない、皆さんのお心遣いには感銘すら覚える。
でも、それとこれとは話が違う。おもてなしは、言わば最後のフィニッシュであり、それ以前の問題である。
ハッキリ言って寛ぐ場所が無いのである。
休憩所と言っても決して広く無く、加えてその半分に旅館のご家族の方が居るのだ。これでは寛ぐどころか気が抜けない。
正直、ぼーっとタバコを吸う場所すらないのだ。休憩所には小さなデッキがあり、小さなテーブルとイスがあれば気軽なカフェテリアにもなりそうだが、お客さんに開放すると入口が二つになり管理しにくいという。
旅館時代は玄関にちょっとした広場がありお手製のベンチと冷たい沢水が流れる石桶があり、ジュースなんかも自由に冷やせておけたりタバコが吸えたり、お弁当を食べたりと、ちょっとした箱庭感のある良い空間だった。
現在の休憩所は受付管理事務所兼悪天候時の避難場所として運用し、昔の旅館の玄関辺りに大きな東屋を設けて、お客さんが自由にたむろする客だまりが必要だと感じた。
また、ゴミとか管理は大変だと思うがドリンクの自販機がやはり欲しい。トイレもあればいいな(何気に一番大変)。

3)営業形態。
もし、1、2)の用件がクリア出来たら、営業時間を変えて欲しい。
平日の営業は無理でも金、土、日曜日の夜8時頃まで営業して欲しい。これは週末仕事帰りに高湯の「あったか湯」に来るそういう「常連客」が居るからである。勿論立地条件も在るので必ずそういう「常連客」が出来るとは限らないけど。
今までに無い客層だが、日帰り温泉というなら、毎週入りに来てくれる常連客は重要ではないだろうか?
現在の業態はあくまで暫定的だろうが、現状では休憩接待できる広さはせいぜい5〜6人程度だし、湯舟も二つ合わせていいとこ6人程度、一人当たり入浴30分、待ち合い30分として1回1時間での収益はざっと時間3000円、温泉の営業時間は7時間なので回しても一日の最大利用者数は36人、一日18,000円の稼ぎだ、このままではどうにもならない。
冬になれば暖房費もかかるし、娘3人で切り盛りするなら現状の3倍以上は欲しい所だ。
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さて、ざっと書き連ねてみたが・・・どうももう一歩だなぁ。
上に書いた事は最低限考えるべき基本的な所だと思うが、さらに現状からの発展を考える。
当日、お嬢さんから「何かいい手はありませんか」というお話をお聞きしたからだ。
ん〜、花はどうだろう?ベタだけど庭園。
素人考えで申し訳ないが、扇状の立地は温泉に降りる階段から良く見渡せます。須賀川の大桑原つつじ園みたいな感じで、温泉ともう一つ見どころを作ると良いのでは無いでしょうか。
posted by みちはてな at 21:41| 福島 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 子ども旅する。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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