2016年08月07日

2016 初夏の駒止峠(国道289号線旧道)

平成27年9月の関東・東北豪雨災害は、平成27年9月11日に日本海沖で温帯低気圧となった台風18号に収穫前の米農家は胸をなで下ろしたが、実は太平洋上で停滞していた台風17号によって日本列島を挟んで線上降水帯が発生、関東北部から東北南部に掛けて24時間の降水量が300ミリ以上の猛烈激烈な雷雨が発生した。

この「一日掛かりのゲリラ豪雨」とも言われた豪雨は南会津全域の河川や道路、水田などの農作物に甚大な被害を与えたのであるが、昨年は駒止に行く機会を逃してしまった。
駒止は通れないとさる掲示板に書かれたりしていたが、今年6月末に行く機会を作れたので行ってみる事とした。
何しろ、14’に達成したバイクによる駒止峠越え(旧大峠、小峠、通称”針生峠”越え)針生〜小峠〜大峠(駒止峠)までのざっくり60%までの完走率な訳で、大峠〜山口までの区間は未踏のまま2年も放置してしまっていたのだ。
この状況を打開する為に訪れるには時期を逸した感もある。やはり5月末から6月頭と思っていたが諸般の事情でこの通りである。

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針生部落からはあえなく通行止、民家に近過ぎておいたも出来ないので駒止トンネルを潜って山口側から入る。国道脇の路地には簡易なゲートがちょこんと置かれていた。これはどうやら崩れているのは針生側と自白している様な物だ。山口側の旧道分岐は何処だっけ?などと思いつつ人気の無い旧道を登って行くと例の7段葛篭折れの入口に大規模な単管パイプで組まれたゲートが出現した。
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廃道界の人間にはお馴染みの封鎖ゲートだが何故か扉に施錠はなく、易々と侵入してしまう。
大体、こういう時は出るときに施錠されて困ってしまうものだが、ここは黙殺する(笑w

かつての駒止峠名物である7段葛篭折れには、廃道好きに堪らないアイテムが未だ現存するが、それをニヤニヤと伺いつつ右に左に登って行くと、中間辺りの谷筋で珍しく大規模な路肩欠損が一カ所だけあった。
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道路半分が流され下の沢にはコンクリートの駒止が落下している。福島県が県の災害指定補修の木杭を設置していたが、何故?と思ったら道に沿って電話線と電気線を電柱が運んでいた。ライフラインが山越えしている旧道は、いまだ県道管轄のようだ。
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頂上というか、駒止峠までは何気に来れた。下ってゆくと針生側、峠から5~600m下に玉川林道の分岐点があり、旧道へ多量の砂利を放出していた。振り返ると簡易なゲートと「全面通行止め」の看板が付けてある。どうやら玉川林道も重大な損害を被ったらしい。
駒止湿原入口を過ぎる頃から、道に変化が始まる。路肩の欠損や落石、側溝が詰まって道に広範囲に流水の跡が幾つもある。
赤穂原川を渡る赤穂原橋が被災していた。
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5mの道幅が橋の橋台で30センチまで縮小している。夜に来たら絶対に転落するパターンだ!成る程これは通行止めだわ。
針生側から登れば殺人ジャンプ台状態である。
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この時点で壊滅的なのだが、針生側のもっと部落寄りの所がダメだった筈だ。
何気なく一本橋を通過してさらに下ると、やがて針生側の3段葛篭折れで視界が開ける。上から下を覗くと最下段の道が川からの流水に飲まれたかの様な光景を見せている。
来たな!と思った。
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降りてみると、それは再び赤穂原川を渡った先の路面だ。道路上に土石流が流れた残骸だけでなく、アスファルトそのものの下の砂利が流され、アスファルトが陥没しているのだ。
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川には5〜6トンありそうな巨石が流されて、周囲の道と言わず電柱と言わず流木と言わず、総てを粉砕した跡が有る。旧道の半分、川側は欄干やコンクリートの駒止も川面に落ちて無惨な姿を晒している。
見上げれば、川を挟んだ対岸の、山の南斜面が大規模に崩落していた。
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これはもう一カ所もダメかも知れない。
一通り見て山口に引き返す峠道でMRはふと思い出した。隣峰の七ヶ岳にある「あの林道」を。
そしたら、山口のゲートが施錠されて出られなくなっていた(爆!しかも自爆?
posted by みちはてな at 21:53| 福島 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 会津の峠 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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